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令和3年 1月 1日

令和辛(かのと)丑(うし)歳を迎えて

令和辛(かのと)丑(うし)歳を迎えて 


 明けましておめでとうございます。令和三年の年頭にあたり皇室の弥栄と崇敬者各位の益々の隆昌を祈念申し上げます。昨年は、令和の時代となって初めての正月を迎えて始まりました。ところが、春先より新型コロナウイルスが、国内外に広まっていきました。三月下旬までは、多くの参拝者で境内は賑わっておりましたが、四月になると参拝者は激減、日本平ロープウェイも四月二十日より五月八日まで運休、久能山東照宮博物館も四月二十五日から五月三十一日まで休館致しました。この間、神社への参拝者は山下から歩いて登る方のみで一日平均、二十名程度でした。

 
 四月十七日の御例祭も感染拡大防止に配慮して、神職及び総代のみの参列という小規模祭典となりましたが、感染症の鎮静をも合わせて祈念致しました。六月以降、少しずつではありますが、参拝者が増えつつあります。
六月十日は、時の記念日百周年に当たることから、当日のみに記念御朱印を企画、この日のみは、久しぶりに多くの参拝者で賑やかな境内となりました。御朱印につきましては、従来の御朱印に加えて、八月より「金の成る木」御朱印を頒布しております。
 七月に、日東工業㈱の御厚意により、「放電検出ユニット(スパーテクト)九台と「感震ブレーカー」九台の設置施工を奉納頂き、十月には、㈱ホープハウスシステムの奉納による、境内各施設の抗菌処理工事が実施されました。両社の御芳志に深く感謝しております。

 
 久能山東照宮社殿が国宝に指定されたのは、平成二十二年十二月二十四日でした。旧臘に国宝指定十周年を迎えることが出来ましたが、コロナ禍の中でもあり、特別な祝賀行事も控えて、一日より記念御朱印紙を限定七〇〇〇枚にて頒布致しております。
 本年は、まだコロナ禍の中での新年を迎えることになりますが、感染拡大防止対策に万全を期して初詣参拝の皆様をお迎え致しております。手洗い消毒、マスク着用にてのご参拝をお願い致します。神前に皆様共に一日も早くコロナ禍が鎮静致しますように祈念したいと思います。

 
 久能山東照宮では、元旦五時よりの歳旦祭に始まり、二月十七日に春季大祭、四月十七日の御例祭、十月十七日の秋季大祭そして十一月二十三日の新嘗祭の四大祭の他、大晦日の除夜祭まで例年通り変わらず厳粛に祭典が斎行されます。

 
 今年の神社関連特別行事として、七月十六日より九月五日まで福岡市立博物館にて「徳川家康と歴代将軍~久能山東照宮の名宝~」特別展が開催されることになっています。福岡県にお住まいの友人知人の方々にご紹介頂ければ幸いです。

宮司 落合偉洲

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